たまらない。

先立って担当の医師の話を聞いてみると、癌が早期ではないことがわかる。ステージ3でだいぶ危ない。摘出してもリンパに転移している可能性があるとのこと。レントゲンで見る限り腫れていると。とりあえず摘出は最低限の対応なのでお願いする。2:30〜5:00くらいまでの手術が終わり、摘出した子宮とご対面。通常の3倍に肥大しており、癌細胞がかなり浸食していることが見て取れる。転移がひどく、骨盤内に抗がん剤をまいたとのこと。リンパにも転移しており、肺にまで及んでいる可能性が高い。10日ほど養生したのち、静岡に帰り、抗がん剤治療なり放射線治療なりの対策をとることになる。うまく行かなければおそらく死んでしまう。今夜は病室にはまだ移動しないので、病院に泊まる妹を残し、宿へ移動しこれを書いている。本当に、たまらない。。。年末にこんなことがあるとは思わなかった。ただ自分がへこんでいては仕方がないので、対策について勉強するなり前向きに行きたい。幸い奥さんの母親、義母もステージ3Bで回復した強者なので、情報を最大限に利用できる。まだ、策はある。


気分転換になるかと、メシを食いながらテレビを見ているけど、明るい番組は余計に自分をへこませる。わかってたけど。黒澤明の映画で、暗い主人公のバックに、忙しい商店街の様子と、「カッコウ」が流れてる、っていうシーンがあって、それがたまらなくさみしいんだけれども、暗いときはとことん暗くなった方がいい、ていうのは真実だと思う。でも今夜は細か過ぎモノマネ見るけど。