7/2の夜のこと

土曜(7/2)の夜、奥さんの実家に行って食事。
結婚以来に義父と義母、義妹に会う。義弟はばっくれ。嫌われてるのか?まあいいか。かわいいやつめ。
今回の食事で初めて奥さんのおじいさんとおばあさんに会う。
おじいさんの第一声は
「生活には  慣れましたか。」
とにっこりされて、おかげさまでとかなんとかとか答える。
「せっかく数ある人の中で一緒になったんだから仲良くやんなさい」とのお言葉。
うちの奥さんからこのおじいさんは昔は酒乱で女好きで大変だったらしいという話を聞いていたが、それも含めて深い言葉だと思い、こういう言葉をかけてくれたことをありがたく思う。
で、おばあさんめっちゃ肌きれい。とても80超えてるとは思えん美しさ。ひさびさ、というかはじめてくらいに綺麗なおばあさんを見た。たくさんおしゃべりするおじいさんの傍らで静かにごはんを食べ、僕のことを「感じの良い方」とか言ってくれる。素敵〜。
その後もおじいさんと主にトークしながら、鮨ごはん、かぼちゃサラダ、冷しゃぶ、ほたるいかなどなどに舌鼓を打つ。
で、このおじいさん、実に波乱万丈、なかでも昭和15年当時、東京の味の素ビルにあったレストラン「アラスカ」でのウェイター時代の話が超おもろ。20才で北海道から上京し上野駅に降り立ち、ウェイターになり、そこでクロークにいた美人の女性(今のおばあさん)に会い…この話、本当に録音すべきだった。なぜICレコーダーを持っていかなかったのだ俺は〜!もう一度気持ちよく話せる時間が取れたら良いのにと思ったが、こういう好機を逃してしまってはもう次はないかもしれない。
おじいさんは良く見ると目が青みがかっている。きっと当時はかっこよかっただろうなあ。言葉にはしないものの、おじいさんとおばあさんの姿にこの夫婦の歴史を思い、ほろ酔い。