ぽっどきゃすてぃんぐ落語を聴いた

初めてぽっどきゃすてぃんぐ落語を聴いたので以下感想を。
金明竹」古今亭菊朗 を聴いた。残念だが最後まで耐えられる落語でなかった。非常に偉そうな文になりそうで申し訳ない。なんとか聴こうとしたが無理だった。なんで無理なのか考えたとき、頭に浮かんだのは与太郎についてこの噺家はどう考えているのだろう、ということだった。どうしてもこの古今亭菊朗の与太郎(松公)は好きになれなかった。このへんのニュアンスは文章にするのは難しいが、端的に言えば与太郎が馬鹿すぎて鼻につくのである。与太郎というのは、間が抜けているのであって、呆けているわけではない。それが証拠に番頭さんの言った言葉を覚えているし、それを応用させることまでするのである。つまり純粋なのである。その純粋さをどう噺の中で演るか、なのであるが、その辺はプロの方に技術的なことを言うのはおこがましい。非常に偉そうではあるがここまでで感想を述べるのみにしたい。ただ、寄席に行って落語を見て、聴きたくない噺家だったら席を立つ、という落語全盛期の玄人のマナーが文化的に廃れている現在にあって、ポッドキャスティングで落語を聴いて聴くのが嫌だったら途中でやめてそれについてブログをつける、というのは落語文化の新しいマナーの形ではないかとも思うので、あえて記すことにした。なんにしろ、これからは聴いたらブログに書くことにする。

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